マイホーム購入から数年、今こそ家計の再確認を

マイホーム購入前に作成したライフプラン表、見直していますか?

ライフプランは

・人生の転機とも言えるイベントが発生した
・ライフプランとは違う想定外なできごとが起きた
・設定していたライフプランが実現できなかった

場合に見直しが必要です。



そもそもライフプランとは、未来を予想して人生の指針として設計するもの。マイホーム購入前に設計したライフプランどおりに人生を進める方が難しいのです。 

マイホームを建てて数年というのは、ちょうどあなたやあなたの家族を取り巻く環境が変わりやすい時期でもあります。


ライフプランは何度も見直しても問題ありません。状況の変化に合わせて実現できる範囲で新たにライフプランを設計することが大切です。

 


振り返りが大事な理由とは?

 

マイホーム購入のために家計見直しをしたり、家計費の予算を組み直したりした方は、本当にその通り実現できているでしょうか?

もし実現できていなければ「絵に描いた餅」です。数合わせをしただけに違いありません。

たとえば、

・転職により年収が増えたor減った
・家族が増えた
・介護が必要になった
・ボーナスがカットになった
・子どもが遠方に進学して仕送り等が必要になった

などといった、マイホーム購入前とは異なる出来事が予想されます。状況が良くなったのか悪くなったのかで、見直し方も大きく異なってきますよね。

まずは現在の家計の流れを把握することからはじめてみましょう。
見直すポイントは様々あるのですが、今回は3つだけに絞ってみました。


3つのチェックポイント

 

①水光熱費が格段に上がっていませんか?

 

分譲住宅の場合、賃貸住宅に比べ居住空間が広くなったり部屋数が増えたりしたのはもちろんのこと、

各所に間接照明やダウンライト、床暖房などの設備等があるため、賃貸住宅に住んでいたときと比べて水光熱費が15%~20%アップするご家庭が多いです。

さらに近年では光熱費の高騰により、さらにその上がり方が顕著になっている可能性もあります。

 

②特別費、かかりすぎてないですか?

 

特別費とは、毎月必ず支出があるわけではないけれど、年間を通じて1回〜数回ある支出のこと。

引っ越し初期はカーテンや家具家電など大きな出費が多かったはず。そんな大きな出費が続くと何となく買いグセがついてしまうため、年間を通して支出の確認を行ってみることが大事。

特別費を上手にコントロールできていないと、毎月の家計簿は黒字でも、急な高額出費に対応できずに貯金を切り崩してしまう事態に……。

特別費を上手にコントロールできるかが家計管理のポイントなので、改めて確認してみると良いでしょう。


 

③預貯金や資産運用など、将来に備える資金を確保できていますか?

 

毎月の家計費が膨らんでいる、使途不明金が増えたなど、出費がかさむと影響が出てしまうのが預貯金や資産運用に回せるお金。

預貯金と資産運用に回す理想の金額は、収入の約20%〜25%です。15%を切っている場合には注意が必要ですので、もう一度しっかりと家計を組み立て直しましょう。


家計費の中で一番大きく、長期間固定される住宅費があるため、マイホーム購入前以上に購入後の家計管理は大切です。

マイホーム購入が実現して安心するのではなく、購入後からが本当の意味で家計をコントロールしていく力が試されるときなのです。



あなたもこれを機に家計の再確認をしてみませんか?

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